「健康で潤いのあるまち 滑川」
の実現を目指して
近年、情報化の進展や交通手段の発達など、日常生活における利便性が著しく向上したことにより、私たちは「体を動かす」機会や場所を減らしつつあります。
特に子どもたちは、1日の多くの時間を学校と家庭、塾で費やし、また社会に不安や危険な要因が増えていることもあり、屋外で遊びながら体を動かす(ストレスの多い現実から開放される)時間を十分に持ち得ていません。
これらのことは、著しい体力の低下とともに肥満化の促進を招くなど、子どもたちが健全に成長する上でマイナスの要因となっているのです。
日立市の子どもたちのぜん息を含む心臓疾患の罹患率は、
昭和53年度に小学生0.9パーセント、中学生0.7パーセントであったものが、
平成13年度には小学生6.8パーセント、中学生7.6パーセントまで上昇し、茨城県の平均を大きく上回っています。
私たちは、子どもたちが失ってしまった「安らぎの時間と体力」を取り戻し、健全な心身の成長を促進させるとともに、お年寄りの健康の増進と私たち住民の交流機会の拡充を図り、「健康で潤いのあるまち、滑川」を築いていくため、幼児からお年寄りまで誰もがスポーツや文化活動を楽しむことができる「滑川ファミリースポーツクラブ」を運営していきます。