理事長あいさつ


 NPO法人 滑川ファミリースポーツクラブ理事長

木村 統

~スポーツとは楽しむこと~

 

 滑川ファミリースポーツクラブ設立10周年目の節目の年に、永山前会長よりバトンを引き継いだ木村と申します。前会長の功績を考えますとまだまだ力不足ではありますが、次の10年に向けて当クラブが益々発展できるよう、スタッフや仲間の皆さんと協力して頑張りたいと考えておりますので、今後ともご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。

 私はこれまで、幼稚園教諭や障がい者就労支援施設の運営などを仕事としてきましたが、素直でピュアな子ども達の姿を見ておりますと、人間は心と身体が連動して動くのだという事がよくわかります。出来る事でも気持ちが乗らないと出来なくなりますし、嫌々やったことは次に繋がらず身に付きません。また、人に褒められたり、相手に理解してもらえたりすると、やる気が出たりこれまで以上の力を発揮したりもします。スポーツとは、決められたルールをただひたすら守り、鍛えてゆくというものではなく、想像力を豊かに、仲間と相談したり協力したり競い合ったりする中で、楽しみながら、心と身体を共に成長させてゆくものなのだと考えております。個人主義になってきていると感じる現代、仲間との関わりを大切に、小さな子供からお年寄りまで、生涯を通して楽しみながら心と身体を成長させて行ける環境を、地域の中で築いて行けたら素晴らしいことだなと思っております。

 

 滑川ファミリースポーツクラブの皆さんは、10年前にスポーツは運動だけに限らず文化的なことも含めて楽しむことだと教えてくれました。特別得意な運動があるわけでもない私ですが、想像すること楽しむことも頭の運動と捉え、相談できる仲間とともに、生涯をかけて心と身体の健康維持に努めたいと考えております。今後ともよろしくお願い致します。